国立純粋階段 所在地 東京都板橋区仲町2−2
撮影 1994.02 by コン吉(text も)
東武東上線の大山駅から歩いて5分ほどのところにあった純粋階段。20世紀末に国家権力の手によって破壊された。 階段の形状にあわせてブロック塀を屈曲させているところから推測すると、ブロック塀を設置した当初は、この階段を純粋階段として後世に残そうとする積極的な意志が存在したものと考えられる。 ブロック塀の上に施された有刺鉄線は、外敵の侵入を防ぐための設備、あるいは、内部の居住者の夜間外出や門限破りを防ぐための設備であろう。 塀に囲まれた敷地内には、国立大学法人お茶の水女子大学の学生寮の建物があり、21世紀の今日も寮として使用されている。 |
トマソンを愛好する猫